多摩地域・多摩市・日野市・町田市・稲城市・八王子市・府中市の不動産購入・売却は仲介手数料無料・半額の成和不動産にお任せください。

株式会社成和

定休日毎週水曜日・年末年始

お問い合わせ

多摩ブログ

地名でわかる、地盤の強弱、危ない地名は?

 

地名はその地域特有の【地形や地質や災害履歴】等から名づけられており、

 

地名の由来をたどる事は、土地が元々どんな場所だったのか、

 

どんな事に使われていたかが分かり、地盤の大まかな目安になります。

 

ちなみに、地盤に関係なく名づけられている地名もありますが、

 

そういった地名は人物名や信仰や職業によって名づけられており、

 

一応由来はあるようです。

 

 

危ない地名由来の漢字01

 

地面のへこみを意味しております。
地面が周辺地域より低い地域であったり、
水が溜まりやすい地域に多く使われます。
水を含む土地や、水が地面から近い位置にある土地は軟弱で、
沈下や液状化をしやすいといわれております。
◎軟弱地盤に注意が必要な漢字・・・窪、久保、下、谷、沢、坂など

 

 

山間部のこと。

 

現在も川が流れている若しくは、過去に流れていた可能性があります。

 

堤防決壊や氾濫などの水害に遭いやすい地域に多く使われます。

 

また、水を含む土地のため、軟弱地盤の地域が多いです。

 

◎水害に注意が必要な漢字・・・女、江、沢、河、洲、流、滝、橋、鴨、鶴など

 

 

埋に由来しております。

 

過去に土砂崩れで埋まってしまった地域であったり、
開墾するにあたり人工的に埋め立てられた地域に多く、

 

液状化の問題が懸念されます。

 

◎液状化に注意が必要な漢字・・・堀・堤・橋・網、鮎、緑など

 

 

岩肌の露出している崖を意味しております。
倉をいう漢字は崩壊地を示す事もあり、土砂崩れなどが心配されます。

 

◎土砂崩れに注意な漢字・・・蛇、馬、猿、柿、椿、桜、萩など

 

 

上記の漢字を持つ地名は軟弱地盤の可能性が高く、
地震や経年によっては沈下や傾きが生じる事もあり、
注意が必要かと思われます。
その他にも、洪水や土砂崩れなども、注意が必要ですね。
必ず住宅を建てる前に、地盤調査や地盤改良を行い、
沈下対策について調べて下さい。

 

 

良い地形由来の漢字02

 

高台や台地などを指します。

 

自然に出来上がった地形をそのまま使用している為、

 

樹木もしっかりと根を張って、良好な土地に多くみられます。

 

◎良好な土地名に使われる漢字・・・峰、台、丘、高、森、根など

 

 

地名が変わってしまうケースも03

 

昔は、土砂崩れを蛇崩れと呼び、土砂崩れのあった地域には、

 

「蛇」の漢字が良く使われます。

 

しかし、蛇落地(ジャラクチ)という地名を、

 

読みがよく似た上楽寺(ジョウラクジ)に変える等、

 

後世になり縁起の良い漢字に変えた例が多々あります。

 

こういった様に、地名が変わってしまっているケースも多く、

 

今では跡形もない地域もあります。

 

地名から地盤を見極める方法はあるのでしょうか?

 

「○○ヶ丘」「○○台」「希望~」「光~」「~の杜」などは、

 

ニュータウンや新興住宅地に多く見られます。

 

こういった地名は新しく名づけられた可能性が高いです。

 

役所や図書館などで古い地名も調べられますので、

 

ニュータウンがどんな土地だったか気になる方は調べてみてください。

 

また、登記簿謄本には過去から現在に至るまで履歴が載っており、

 

宅地欄で「畑・田・山林」など簡単に確認が取れますよ。

 

 

周辺環境からの考察も04

 

敷地内は周辺地域を少し詳しく調べる事で、

 

ある程度の地盤の状況を確認出来ます。

 

例えば植物。

 

背の低い植物が多い地域は、地下水が地面と近い位置にあり、

 

軟弱地盤の可能性があります。

 

一方で、背の高い樹木が多い地域は、地下水が地面から深くにあり、

 

根をしっかりと張っているため、良好な地盤とみることが出来ます。

 

 

知る事が大事です05

 

上記で挙げた漢字が付く地名に既に住んでいる、

 

これから引っ越す予定の方も多いのではないでしょうか?

 

住宅の建つ地域を変えることは難しいですが、

 

知る事でリスクに合わせた対策が取れます。

 

ハザードマップが一番簡単に災害リスクを知れますが、

 

ハザードマップ外だから大丈夫、という訳でもなさそうですね。

 

これから住宅を建てる方、現在土地探し中の方、

 

地名の由来とハザードマップを念頭に探してみてください。

 

また、リスクがあるけどどうしてもこの土地が良い、という方。

 

地盤調査や地盤改良という手もありますので、

 

何か困ったことがあればお気軽にご相談くださいませ。

 

 

コメントを残す