2022.10.01
「歴史の道100選」が1つ、日本一長い遊歩道、「よこやまの道」
歴史を感じながらお散歩●
こんにちは。
成和不動産の古川です。
今日は朝から電気が付かないというトラブルがあったので、
気分転換も兼ねて、物件の写真撮影と、地域の写真撮影に。
商店街の撮影中にふと思い出した「よこやまの道」をご紹介したいです。
わたしは多摩市に住んでおり、小学校の頃の校外学習といえば、
よこやまの道についてでした。
小学校でサラッと和歌を習うかと思います。
万葉集の中で詠われた和歌の一つに、よこやまの道についてのモノが。
━━赤駒を山野に放し捕りかにて 多摩の横山徒歩ゆか遺らむ━━
赤駒(赤茶色の馬)を捕らえられず、防人(さきもり)として
大宰府(北九州)へ行く夫に、過酷な道を徒歩で行かせてしまう
という妻の心づくしの詩です。
上記の和歌を授業で取り扱ってから、では実際に歩いてみましょう、
といった内容の校外学習でした。
防人(さきもり)とは?●
防人制度とは飛鳥時代の軍事制度の事です。
唐という国が日本に攻めてくる可能性があり、
大宰府の防衛強化と攻撃に備えた徴収が防人制度。
任期は3年と決まっておりましたが、実際は防人として行ってしまうと、
殆ど帰ってこられないブラックな単身赴任状態だったようです。
道のりは厳しく、道中で命を落としてしまうなんてケースも、
かなり多かったとかです。
飛鳥から江戸まで!ロマンが満載!よこやまの道!●
防人たちが大宰府を目指して歩いた道、
それが「よこやまの道」と呼ばれております。
飛鳥時代から江戸時代にいたるまで、東と西を繋ぐ重要な道として、
様々な人々が往来をしていたようです。
現在は全長24キロメートル、
多摩丘陵の尾根の上を通り起伏が激しく、
場所によっては人ひとりがギリギリ通れる道幅しかなく、
難所の多いお散歩道となっております。
しかし、多摩市にあるお散歩道は、よこやまの道の一部のみで、
それでも全長10キロメートル程あります。
多摩市にあるよこやまの道は比較的歩きやすく、
お散歩やバードウォッチングにピッタリ。
都内と言えど田舎臭い、いえいえ緑が多く自然豊かな場所で、
植物や野鳥の観察をしつつ、お散歩ができるなんて素敵ですね。
都会の喧騒を忘れてゆっくりリフレッシュが出来ます。
現代人にはありがたいロケーションですね。
途中に「防人見返りの峠」と呼ばれる、随一の展望スポットもあったり、
老若男女が楽しめるかと思います。
多摩市役所ではウォッチングmapが貰えますが、
一応当ブログにもリンクを貼っておきます。
パンフレット●
①多摩よこやまの道 案内 ▶こちら
②多摩よこやまの道 ガイドマップ(表)▶こちら
③多摩よこやまの道 ガイドマップ(裏)▶こちら
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