2024.04.05
住宅ローンを滞納してしまうとどうなる?返済が厳しい場合はどうする?
住宅ローンの返済が遅れると遅延損害金が発生するため、
毎月の返済日が近づいたら残高確認などをしっかりとして、
そもそも遅延が起きないように配慮しましょう。
それでもやむを得ず遅れてしまったらどうすれば良いでしょうか。
①収入減
想定外の出費や収入減が発生すれば、返済に遅れる可能性も出てきます。返済が遅れた原因で一番多いのは、この収入減となっております。例えば、勤務先の業績の影響でボーナスが減ってしまったり、転職やリストラなども考えられます。
②残高不足
これはうっかりミスですですね。口座の残高を確認してらず、残高不足で返済できていない、といったケースも良く耳にします。
①遅延損害金が発生
返済日の翌月から「遅延損害金」が発生します。この遅延損害金は毎月の返済額に加算されて請求されます。元金に対して年14%程度が日割り計算されて加算されていくので、遅延した日数が増えれば増えるほど遅延損害金も高額になっていきます。
②ブラックリストに登録
遅延期間が長くなっていたり、何度か遅延を繰り替えしたり。そういった場合はブラックリストに登録されてしまいます。返済が遅れてから登録されるまでは2~3か月と言われており、ブラックリストへの登録を回避するためには、早めの返済が重要となってきます。また、うっかりミスの残高不足でも、何度もしてしまうとブラックリストに登録されてしまうので、二度と起こらない様に対策を練る必要があります。
③一括返済を求められる
遅延が半年以上続くと住宅ローンの期限の利益(分割で返済する権利)が喪失します。こうなってしまうと残りの住宅ローンを一括返済しなければなりません。
④競売にかけられる
期限の利益を喪失したが、一括返済が出来ない場合は、任意売却または競売に移ります。競売とは、住宅ローンの債権を回収するため、金融機関が裁判所に申し立てて、強制的に住宅を売却する手続きの事です。
①まずは金融機関に連絡
遅延を自覚した時点で、金融機関へ連絡しましょう。ミスによるものでも、収入減によるものでも、いずれにせよ必ず連絡しましょう。
①-1ミスによるもの
残高確認や入金を忘れていたという場合は、予め多く入金をしておくか、自動入金サービスを活用するかをして、同じようなミスが起こらない様、何かしらの対策を立てましょう。
①-2すぐに支払えない場合
収入減などが原因ですぐに返済できない場合は、金融機関の担当者に相談をしましょう。借入期間の延長や、元金返済措置などを提案してもらえる可能性があり、どうにかなるかもしれません。しかし、これは金融機関によって異なりますので、相談が必要となります。
②遅延が続いてしまう時は、任意売却も検討する
遅延が長引く可能性が高いのならば、ブラックリストに登録されるより前に、住宅の売却を検討しましょう。例えば、住宅ローンの残債より高く売却が出来たら、住宅ローンを返済しても手元にお金が残ります。そのお金を利用して新たに住宅を購入しても良いですね。
☑️住宅ローンの返済が遅れてしまうと、今後の人生や将来に関わる大事に
☑️仮に遅れてしまったら、どの様な理由であれ、すぐに金融機関に連絡
☑️うっかりミスの場合は、今後の対策を練るべし
☑️長期的に見て返済が厳しい場合は、取り返しのつかない事になる前に、売却を検討すべき
☑️金融機関によっては借入期間の延長など、条件を緩くしてくれる場合もあるので、投げやりにならずに相談すべき
コメントを残す