2023.11.11
よく聞く住宅設備《床暖房・食洗機・浴室乾燥》、メリットデメリットや利用シーンは?
家を探していると目にするであろう設備類。
新築住宅にはそもそも備わっているケースが多く、
設備の充実さを売りにしている物件もありますよね。
実際、設備の充実具合は、大きな検討材料になりますよね。
では、どの様な機能が付いていて、どの様なシーンで活躍して、
どの様な家族構成の方にオススメなのでしょう。
メリットやデメリットも分かりやすく解説していきたいと思います。
注文住宅や規格住宅を検討中の方は、
本当に必要なのかを判断する材料にして下さい。
食器洗浄乾燥機01
憧れ家電であった食洗機ですが、今の新築住宅には大抵ついてますね。
早速メリット・デメリットを見てみましょう。
メリット①食器や調理器具をキレイに洗える
手で触る事の無い食器洗浄機の洗剤はかなり強力に作られております。更に、高温の水で洗う仕様のため、除菌効果もあります。高温で洗う事で仕上がりもピカピカに。乾燥までワンストップで行ってくれるので、洗い終わりも菌が増殖しにくく清潔に保てます。
💡清潔に保てるので赤ちゃん用の食器洗いなどにオススメ
メリット②家事の時短になる
食洗機に食器を並べてしまえば、洗い物から乾燥までワンストップ。通常は「洗って拭いて戻す」という工程がありますが、食洗機に任せてしまえば食器棚に戻すだけ。食べ終わった食器の片付けは勿論、一番面倒なお料理の後片付けや、除菌もしたいお弁当箱など、様々なシーンで活用できます。
💡朝食の洗い物をする時間が無いという時にもオススメ
メリット③光熱費の節約になる
手洗いの場合はどんなに節約しても、約60~80Lの水を使うようです。対して、食器洗浄乾燥機の場合は、約1/9の水となります。
メリット④手荒れしない
水や洗剤に毎日触れなくて済むので手荒れを防げます。肌が弱い方や、手を綺麗に保ちたい方、お仕事で酷使されている方、嬉しいポイントとなりますね。
💡乾燥が気になる冬だけ食洗機という使い方にもオススメ
デメリット①利用出来ない食器や調理器具がある
形やサイズによってそもそも入らない、食洗機対応ではない食器類、などで利用できない場合があります。
デメリット②家族構成によっては入りきらない
日本の食洗機は容量が小さめなので、大家族皆の食器は入りきらないです。食洗機と手洗いを使い分けるのであれば、格段に手洗いの方が早いので、食洗機が不要になるかもしれません。
デメリット③設置場所
比較的大きな家電になるのでそれなりにスペースが必要となります。ビルトイン型の食洗機は深型と浅型があり、深型の場合は食洗機下の収納がつぶれてしまいます。収納量を取るか、食洗機の大きさを取るか、ニーズに合わせて選んで下さい。
💡代わりに水切り籠が不要となりスッキリとしたキッチンになります
浴室乾燥暖房機02
換気・乾燥・暖房・冷風など、様々な機能が備わっております。
メリット①浴室のお掃除がラクに
換気機能と乾燥機能で簡単に浴室を乾かすことが出来ます。カビ予防に効果的です。
💡換気と乾燥とではかかる光熱費は大きく変わります。換気の方が安いので、出来る限り換気で浴室を乾かし、途中で乾燥に切り替えるのがオススメ。
メリット②冬の入浴が快適かつ安心に
暖房機能で入浴前に浴室内を温めておく事が出来ます。寒さが厳しい冬でも快適に入浴が出来る上、ヒートショックのリスクを下げられます。
💡高齢者がいる家庭にオススメ
メリット③洗濯物が干せる
大雨でも、風が強くても、花粉の時期も、天候に左右されずに洗濯物が干せます。また、ドラム式洗濯機にかけられない洗濯物や、シワになりやすい洗濯物など衣類によって、ドラム式洗濯機と浴室乾燥で使い分けが出来ます。
デメリット①光熱費がかかる
電気代は1回あたり約120~200円となります。一方、ドラム式洗濯機で洗濯物を乾燥させると、1回あたり約50円で済みます。最初から室内干しをしたいと決まっている方は、ドラム式洗濯機を導入しても良いですね。
💡乾燥機能は電気代が高く、乾燥機能を毎日利用していると、かなりの電気代が掛かります。乾燥機能は部分使いがオススメです。
デメリット②フィルター掃除が面倒
日常的に浴室で洗濯干しをすると、フィルターに埃が溜まります。フィルターのホコリを放置しておくと、十分なパワーが発揮されず、余計な光熱費が掛かります。また、健康にもあまりよくありませんので、定期的なフィルター掃除が必要です。
💡フィルターのフィルターなど、お掃除がラクになるグッズも沢山出ていて、どれもネットで購入できますよ。
床暖房03
床暖房が搭載された住宅というだけで高級感がありますよね。
憧れの設備にも勿論メリットデメリットがあります。
メリット①足元が暖かい
冬はいくらエアコンをつけていても足元が冷えますよね。女性や冷え性の方にオススメです。
💡ペットやお子様が寝転がっても快適で人気ですが、長時間にわたり寝転がり続けると、低温火傷の恐れも出てきますので要注意。
メリット②部屋全体が暖まる
冷気が溜まりやすい下から温めるので、床暖房では床全体が均一に温まり、部屋全体がムラなく暖まります。つまり床暖房をつければエアコンを付けずとも良いという事。しかも、身体に暖気が直撃して暑いが足元は寒い、等もなく快適に過ごせます。
💡エアコンによる乾燥や埃の舞が防げます。喘息やアトピ―の方に嬉しいですね。
メリット③耐用年数が長い
一般的な暖房器具と比較しても耐用年数が長いです。エアコンは10~15年程度の耐用年数といわれておりますが、床暖房は30年以上の耐用年数といわれております。一度導入してしまえば長く使えます。
デメリット①部屋全体が暖まるまでに時間がかかる
部屋全体が暖まるまでは30分程度かかるといわれております。起動してからすぐに暖を取れないのはデメリットですね。
💡タイマー機能がついた機種が多く、起床時間や帰宅時間に合わせて、タイマーをセット出来ます。
デメリット②コストがかかる
設備費や設置工事費がかかる為、床暖房が導入されている新築物件は、物件価格が高い傾向にあります。
デメリット③重い家財には注意が必要
テーブルやテレビなど重たい家財は、床材にもよりますが、注意が必要となります。フローリングやタイルでは問題ありませんが、柔らかい素材のものですと、温水パイプが圧迫される事があるので、荷重を分散させる必要があります。
💡足に受け台などを設置すれば、ピアノ等も置けるようになります。
デメリット④故障した際の修理費が高額
耐久性が高く殆ど故障はしないですが、一旦故障するとその原因は不明なことが多く、修理や交換が必要となります。修理費は30~80万円と高額になります。
💡故障時に備えて貯金をするか、毎月○○円という定期点検の契約をして、しかし故障があっても○○円で済む、という方法もあります。保証や保険もしっかりと確認して下さい。
まとめ
04
如何でしょうか?
設備はただあれば良いという訳では無いですね。
新築で建売やマンションの場合は、
そもそも付いている事が多いので、
使わないかもなぁ...という設備が付いていても、
あったらあったで便利だったりしますし、
本当に使わなければ、そのままでも良いです。
しかし注文住宅場合はそうは言ってられません。
どんな場面で・どのくらいの頻度で・誰が使うのか、
考慮する必要があります。
設備を追加すればするほどお金がかかるので、
設備を導入しない場合の代替案と、設備を導入した場合の恩恵など、
比較する必要もありますね。
メリットやデメリット、使用するための光熱費、導入費などを考え、
自身の丁度良いバランスを探ってみて下さい。
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